『それ、誰の曲?』と聞いても、よく分からないまま終わってしまうこと、ありませんか?
昔は、ラジオから流れる音楽をなんとなく家族で一緒に聴いていたのに。
今の中学生は、TikTokやYouTubeをきっかけに音楽と出会う時代。
でも実は、「ラジオ」という存在も、形を変えて残っています。
この記事では、昔と今の違いを比べながら、
親として知っておきたい“音楽との出会い方”をわかりやすく解説します。
そして、音楽を“親子で一緒に楽しむヒント”もお伝えします。
昔は“ラジオが音楽の入り口”だった
私が中学生のころは、ラジオを聴くのが毎日の楽しみでした。
特に日曜日のお昼は、
FM802 の OSAKAN HOT 100。
当時のDJは「ヒロT」ことヒロ寺平。
ランキング形式で最新の音楽が流れて、「今流行っている曲」が分かる番組です。
母はよく、「ヒロTの声、いいよねー」と言っていて、
特別な会話があったわけではないけれど、
同じラジオを一緒に聴いていた時間が、今でも印象に残っています。
ラジオを聴きながら交わした、ちょっとした会話
当時、802の OSAKAN HOT 100を聴きながら、いくつか気になることがありました。
「オーサカンの “ン” って何?」
「ヒロTの “T” って何?」
母に聞くと、
「 ”アメリカン” の ”ン” みたいなものじゃない?」
「 “のりP” の “P” みたいな感じじゃない?」と。
当時はなんとなく「そうなんだ」と思っていました。
でも後になって、
名前がヒロ寺平で、
寺平の ”T” だと知って、「なるほど」と納得したのを覚えています。
何気ない疑問から会話が広がる、そんな時間も音楽の楽しさのひとつだったのかもしれません。
でも、ひとつ不思議なことがあった
当時は、小室哲哉を中心とした
いわゆる「小室ファミリー」が全盛期。
街でもテレビでも流れまくっていたのに、
なぜか802ではあまり聴かなかった記憶があります。
「こんなに流行ってるのに、なんで?」と、少し気になっていました。
ラジオには“選曲の個性”がある
これは後から分かることですが、ラジオ局にはそれぞれ“色”があります。
関西の人気局であるFM802は特に、
・洋楽やロックが強い
・これから流行る音楽を先取りする
・“みんなが知ってる曲”より“これから来る曲”を重視
という特徴があります。
つまり、ヒット曲をそのまま流すのではなく、
「この曲を広めたい」という意図で選ばれているそうです。
あの頃感じていた違和感は、
ラジオならではのこだわりだったのかもしれません。
※FM802は関西エリアを中心に放送されているラジオ局です。今はアプリ(radikoなど)を使えば地域外でも聴くことができます。
今の中学生はTikTokで音楽に出会う
では、今の中学生はどうでしょうか?
音楽の入り口は大きく変わっています。
・TikTokで流れてきた曲が気になる
・気になったらYouTubeでフルを聴く
・友達とシェアする
この流れが主流です。
つまり、
「自分で探す」というより「流れてくる音楽に出会う」時代です。
ラジオはもう聴かれないの?
結論からいうと、ゼロではありません。
ただし、昔のように“流しっぱなし”ではなく、
・好きなアーティストが出るときだけ聴く
・アプリであとから聴く
・SNSの切り抜きから興味を持つ
というスタイルに変わっています。
ラジオは「広く浅く」から「狭く深く」へと変化しています。
実はラジオだからこそ得られるもの
今でもラジオには、他にはない魅力があります。
・DJの言葉で音楽の理解が深まる
・まだ知られていない曲に出会える
・トークでアーティストの人柄が見える
これは、TikTokではなかなか得られない体験です。
親世代だからできる関わり方
ここが一番大切なポイントです。
もし子どもが音楽に興味を持っているなら、
「昔は、ラジオで音楽を聴いてたんだよ」
「YouTubeやTikTokなんてなかったんだよー」
そんな一言からでも十分です。
そこから、
・一緒に聴いてみる?
・この曲いいよね
と、親子の会話につながることもあります。
まとめ:TikTokもいい。でも、親子でラジオを聴く時間も楽しい
昔はラジオ、今はTikTok。
音楽の出会い方は大きく変わりました。
TikTokは、手軽に新しい曲に出会えるのが魅力。
ただ、どうしてもスマホで“ひとりで見る時間”が中心になりがちです。
一方で、ラジオは少し違います。
私は今でもFM802をよく聴いていて、
中島ヒロトのトークが面白く、つい耳を傾けてしまいます。
流れてくる音楽やトークを「一緒に聴く」ことで、自然と会話が生まれます。
「この曲いいね」
「この人の声、好きかも」
そんな何気ないやりとりが、あとから振り返ると大切な時間になります。
TikTokももちろん楽しい。
でも、たまにはラジオを流して、同じ音を共有する時間をつくってみる。
それだけで、音楽は“ひとりの楽しみ”から“家族で共有するもの”に変わります。
音楽の楽しみ方に正解はありません。
だからこそ、どちらも取り入れながら、親子で心地よい距離感を見つけていけるといいなと思います。


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